パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)3g
価格4,104円(税込)
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用途 化粧品原料 内容量 3g 外観 白色〜微黄白色の粉末又は顆粒 化粧品表示名称 パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na pH 7.5〜9.0 保存方法 直射日光及び、水或いは水分を含む空気との接触を避けるため密閉容器に密封し、冷蔵庫(5℃程度)にて保管する。
ボイラー等熱源付近や可燃物の近くに置かない。
アルカリ性物質、酸化性物質、有機過酸化物等と同一場所に置かない。
Ascorbyl 2-phosphate 6-palmitate Stabie Hydrophobic (以下APPS) APPSは、リン酸型ビタミンC誘導体にパルミチン酸を付加することにより、親油性を付与した新しい水溶性ビタミンC誘導体です。
既存のビタミンC誘導体に比べ、皮膚浸透性、ビタミンCへの変換率に優れています。
APPSは、親水性と親油性の両方の性質を有する両親媒性のビタミンC誘導体です。
酸素に対し脆弱なアスコルビン酸の2位水酸基がリン酸エステルによって保護されており、空気中で安定です。
さらに6位にパルミチン酸がエステル結合により付加されることで、親油性が付与された結果、細胞膜へ直接作用し、細胞内へ浸透することが可能となりました。
APPS自体は生理的に不活性ですが、皮膚に塗布されると速やかに皮膚深部に浸透して、皮膚中に存在するエステラーゼやフォスファターゼの触媒作用により分解を受け、生理活性を有するアスコルビン酸へと直ちに変換されます。
APPSは水溶性が高いため、各種処方を容易にし、皮膚や細胞への浸透効率を高めています。
化学的安定性については、エステル結合が加水分解を受けるので、特に水溶液中では分解が進みますが、一般的な処方中では、その進行は緩慢です。
◆細胞膜浸透性 ヒト正常皮膚角化細胞 HaCaTを用いて、細胞内のアスコルビン酸 (AsA) 濃度の変化を調べた実験の結果、他の誘導体に比べ、APPSで培養したものでは圧倒的に高いアスコルビン酸濃度が認められました。
親油性の付与により、細胞内への誘導体の取り込みが向上していることが分かります。
◆ヒト皮膚内アスコルビン酸富化 健常ボランティアからの正常皮膚切片を用いて、表皮及び真皮内のアスコルビン酸 (AsA)濃度を調べた実験の結果、他の誘導体に比べ、APPSを投与したものでは、表皮・真皮ともに高いアスコルビン酸濃度が認められました。
親油性の付与により、皮膚内への誘導体の浸透性が大幅に向上していることが分かります。
◆コラーゲン合成の促進 APPSは極めて低い濃度領域においても顕著に高いコラーゲン合成促進能を有しています。
◆低刺激性 水溶性ビタミンC誘導体では、刺激、皮膚の赤み等のある方がいますが、 APPSは、ほぼ刺激はありません。
(眼には強い刺激があります。
)
●APPSローションの作り方 APPSを精製水で溶かし、1,3-ブチレングリコール(BG)またはグリセリンを加えて混ざれば出来上がりです。
作ったものは作った日のラベルを貼って冷蔵庫(5℃程度)で保存して1〜2ヶ月で使いきりましょう。
※オイルなどの油性成分にも混ざります。
保存は冷蔵の方が好ましいので冷やしても固まらないスクワランオイルに配合がオススメです。
※ハイドロキノンなど酸化物や クエン酸などの酸性原料とは混ぜられません。