十二国記 風の海迷宮の岸 / 小野不由美 著 - 新潮社
価格680円(税込)
≪完全版≫「十二国記」第2弾。
幼い戴(たい)国(こく)の麒麟は王を選び出すことができるのか──『魔性の子』の謎に迫る。
$$幼(いとけな)き麒麟に迫り来る決断の時──神獣である麒麟が王を選び玉座に据える十二国。
その一つ戴国(たいこく)麒麟の泰麒(たいき)は、天地を揺るがす〈蝕(しょく)〉で蓬莱(ほうらい)に流され、人の子として育った。
十年の時を経て故国(くに)へと戻されるも、役割を理解できぬ麒麟の葛藤が始まる。
我こそはと名乗りを挙げる者たちを前に、この国の命運を担うべき「王」を選ぶことはできるのだろうか。